ハプニングへの対処

HSC/GIFTED

ホームスクールメインに過ごしていると、あまりアクシデントとかハプニングに出会うことがなくなりました。いちいち反応が大きい娘は穏やかに過ごせるようになり、それはそれでよかったのですが、社会にでたらハプニングだらけ。この生活のままでいいわけはありません。負荷量を調節したいけど、ハプニングだからこちらも調節のしようがありません。そんなこんなを考えながら過ごしていた矢先、ハプニングは起こりました。

普段まったくかぶらないキャップをその日は持ち歩いていました。もうこの時点でだいたい起こるであろうハプニングは想像がつくと思いますが、その通りです。飛んで行っちゃったんです。持ち歩いてはいたものの、かぶっていなかったのですが、ちょっと眩しいかもしれないからとお気に入りのキャップをかぶってしまったのです。その日はとてつもなく強風。少し離れたところにいる私に「ママ見て♪」と笑顔でキャップをかぶったことを報告してきました。そして数分後、「ママーーーーー!!!!!!!」と叫び声に変わりました。キャップが飛ばされた先は海でした。防波堤にいたんです。娘のそばには「この先立ち入り禁止」の看板があります。恐怖でした。娘がキャップを追いかけたら最後、もう生きて帰れるわけはない。キャップは一瞬で遠くまで流され、見えなくなりました。

(なんでそんなところにいたのかは割愛させてください。)

私の頭の中は、①キャップを追いかけず、その場にとどまってくれてよかった②キャップを失ったことにどれだけ固執するのか不安、の2つがぐるぐるとまわっていました。案の定、寝る前にそれはやってきました。

「キャップをかぶらなければよかった。ママが海のところで見えたって言ったけど、私には見えなかった。見たかった。自分でお別れしたかった。飛ばされたときに追いかけようと思ったけど、すぐ先は海だったからそこに自分が行ったら、もうパパとママに会えなくなると思った。ママと一緒に海に入っても、もうパパと会えなくなると思った。それを想像して怖くなった。」と、泣きながら1時間これを繰り返しておりました・・・。危険な場所にいたことも理解していたし、自分がキャップを追いかけたら死ぬこともわかっていました。とにかく、自分の気持ちを吐き出して、娘自身がそれを耳で聞くことが大事だと思ったので、(半分寝ながら)寄り添いました。最初は悲しくて、その次に怒りがきます。なんで強風なのにキャップをかぶったんだ!って。それを乗り越えたら受容の段階に来ます。気持ちの変化には順番があるという知識があると、わりと穏やかに(面倒なタイプの)子供に接することができると思います。「あのときキャップをかぶらなければよかった」と言われたときに、心の中では(強風にキャップをかぶるアホがいるか!)と思っていても、「かぶったことを後悔してるんだね」と言えるかどうかで、悲しみを受容できるところまで早くもっていくことができます。が、わかっていてもこれがなかなかできないんですよね・・・。たまたま、その日の私は仏のようでした。

マズローのなんとかや、キューブラーロスのなんとか、が育児には結構役にたってたりします。アンガーマネジメントもさらっとやったような気がするのですが、忘れました。超絶イライラするこういうタイプの子育ては勉強が必要ですね。私はアンガーマネジメントをまた復習してみようかなと思います。(ブログをアップした瞬間に忘れると思いますが・・・)

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