自分にイイネ!する

小5

人からの評価とか、そういうものをやたら気にする傾向だった娘。ギフテッド児によくある「完璧主義」とやらも結構手ごわくて、出来ない(と思う)ものはしないとか、何かしら理由をつけて避けてみたり、「とにかくやってみる」ことが苦手でした。わりとよく聞くのが、学校なんかで”異なるもの”と扱われて否定される経験をたくさん積んでしまい、ひたすらネガティブな子になってしまうこと。男の子はこっちが多いのかな?と思います。女の子は空気を読んでそれを回避する子が多い印象があります。娘の場合もそうで、「周りにこれ以上合わせるのが無理」と発言していることからもそれがくみ取れます。娘は否定される経験は少ないですが、完璧主義はこりかたまっていて、とにかく自分に厳しい子でした。今も厳しいのですが、だいぶやわらいだと思います。

ここ1年くらい続けているのが(毎日じゃないですよ!)、昨日の自分にはない今日の自分を言葉にすることです。必ずポジティブな言葉にしています。自分にイイネ!をする作業です。これをやり始めた当初は、自分を褒める経験が無さ過ぎてフリーズの連続でした。たかが1日で自分は変わらないし、褒めるところなんてない、という感じです。褒めるとなると、とても大きなことを成し遂げたあとじゃないと無理と。それこそ、コンクールで賞をとったとかそんなレベルです。最初のころはなんとか絞り出して「数学の●●ができるようになった」とか言ってましたが、ついに昨日は「美人になった!毎日化粧水をつけてるから!」というところまで降りてこれました。そういわれてみると、いつもカサカサしているところがカサカサしていません。本当に化粧水をつけていたんだと思います。ここまで降りてくるのに約1年。このイイネ!作業は、必ず私も発言するようにしていて、私のイイネ!がいつも「え!?そんなこと!?」というレベルだったので、娘も「今日は美人」というところまで来れるようになったんだと思っています。私のイイネ!は、「いつもより10分早く起きた」「食器洗いをした(ほとんどしないので)」「本を読んだ(読書しないので)」「水槽の水を足した(夫の仕事)」「●●ちゃんの服装を褒めた」とかそんなことです。理想が高い娘からすると、そんなことを褒めちゃうの!?と驚愕だったみたいですが、今はもう慣れたようです。

小さいことでも昨日の自分から成長していることを見つけること、それを褒めることで、自分に自信が持てるようになった気がします。ちょっと自信過剰になってきましたが・・・。そういえば、私自身も自分にイイネすることで少しポジティブになったような気がします。

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