「生きていてもしょうがないと思った」

HSC/GIFTED

2021年に入ってから、一度も一人で寝ることがありません。「次はいつ一人で寝るの?」と聞いたところ、「来年かな!」って言われました・・・。絶望的です。快適に一緒に寝ることを考えたほうが、自分のためにはいいかもしれないとようやく気付きました。子供用のベッドが邪魔です。

今日は衝撃的なタイトルですが、今ごろになってカミングアウトされました。それだけ今は元気になったという証拠だと思いますが、私の「平静を装う」という技のレベルが上がる一方です。この話をされたのは、夫がいないときです。決まって、こういう手の話題は夫がいないときを見計らっているようです。ことの発端は、「ママが眠れないとき、どれくらい寝るのに時間がかかる?」と聞かれたことです。

私は娘の不登校で学校とやりあった時期、かなりメンタルがやられていて、心療内科で安定剤と眠剤をもらうようになり、今も必要なときに内服しています。年末年始は冬休みだし、習い事もないし、出かける必要もないしで薬は全く必要なかったんですが、3学期が始まってもろもろスタートすると、やはり眠剤はあったほうが生活が安定しています。(大人でこれなんだから、子供は3学期始まって不安定になるのは当たり前ですね。)時期はあやふやですが、眠剤なしにどこまで起きてるのかためしたことがあり、朝まで眠れなかったことがあります。さすがに翌日は死にました。なので、深夜2時を過ぎても寝れないときは眠剤で強制終了させることをマイルールにしていますが、今はそうなることはほぼないです。そんなことを娘と楽しく(ここ重要!)話ていたら、娘から寝つきが悪い日があるということを言われ、さらに「眠剤ってたくさん飲んだら死ねるんでしょ?」と言われ、そこから自殺の仕方の話になり、死ぬことを考えたことがあると言われました。

自殺の方法については、娘は包丁をナイフのような形にやすりがけをして(背の部分も切れるようにする)、心臓にさす方法を考えたとのことです。その当時、我が家にはやすりがなく、実際にやすりがけはしなかったと。「どんな風に包丁を刺そうと思ったの?」「それじゃ肋骨にぶつかっちゃって刺さらないよ~」「肋骨と肋骨の隙間ってどれくらいだと思う?そこは胃だよ」とか、首つりは筋肉が弛緩するから綺麗に死ねないとか、どういう死に方をすると、死後どういう風になるのかを淡々と伝えました。眠剤大量服薬で死に損なった場合の胃洗浄についても、せきららにお伝えしました。内心、こんなことを話していいのだろうかとすごく考えながらでしたが、深刻さがない今だから言える話でもあると思い、夫がいたら言うなと言われたかもしれませんね。あと、私が医療職なので、こういう話をしてもあまり違和感がないというのもあります。

それから、いつ頃に死ぬことを考えていたのかという話になりました。それは、不登校になったわりと初期のころで、私のメンタルも崩壊していたころでした。家にいても何もしていない、自分の存在に意味が見いだせなくなっていたと。さらに母からは「一人で寝てほしい、一人でお風呂に入ってほしい」と言われ、ママと一緒にいられないなら生きていても仕方がないと。

すっかり忘れていましたが、娘が家出をしたり、私が家出をしたりと、ひっちゃかめっちゃかな時期が我が家にもありました。私も何度、物を投げたり怒鳴ったりしたかわかりません。家を飛び出しそうな娘を羽交い絞めしていた夫の姿も思いだしました。二人で「よくあの頃、パパは一人で私たちのことを支えたよね、頑張ったよね~。感謝しかないね。」と話せるように今はなっています。

不登校になってしばらく、娘には好きなことだけしていればいいと夫と伝えていました。実際、何かするパワーがあるようには見えなかったし、心を休めることが最優先だと判断しました。それが間違っていたとは思わないけれど、その裏には子供ながらに「自分は誰の役にもたってない。生きている意味がない」という思いがあったなんて気づくことはありませんでした。もしかすると、ギフテッドだからこそ、そこまで思うのかもしれません。私が病んでるとき、そんなこと考えなかったし・・・。

そんな時期に木で作った家の形をしたランプがあるのですが(ホームセンターでみつけたキット)、今もそれはリビングに飾っています。ひたすら読書をする日々から、何か作ってみようかなという気持ちがわいたころでした。「好きなことをやらせていればいい」って言ったけど、好きなことがわいてこない時期はつらかったなぁ。おまけに物を買うとなるとお金もかかるし・・・。工作キットをたくさん買ってあげたかったけどお財布と相談だし、お財布と相談しまくってる私を娘は察知して遠慮するし。そんな負のループにもはまっていました。

あ、また着地点がわからなくなってしまいましたが、自分の存在価値を見出すことは生きる上で必要なことというのと、「好きなことをやらせてあげたらいい」というアドバイスはアドバイスになってないということ!

それではよい一日を!

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