ギフテッド過剰適応型のつらさ

HSC/GIFTED

今日はいつもの数学塾。今のところ、1回だけ?2回だけ?不安に襲われて建物に入れず帰宅しています。本当は私が付き添いたかったのですが、あいにく仕事をいれてしまっていたため、2回目のワクチンを打ったばかりの夫が付き添っています。出発前のハグはいつもより念入りにしました。夫から「入れたよー」の報告が来るまでドキドキです。今日は最初の雑談用にルービックキューブを持参しています。自力でそろえるのに、あと一歩のところです。

昨日アフガニスタンの様子を見てしまったので、夜はよく眠れず、嫌な夢も見て、おまけに寝違えて最悪な日です。私も娘ほどではないにせよ、映像による精神ダメージはそこそこ来ます。

さて、今日はタイトルの通りなのですが、今まで肌で感じてきたことを言語化してみます。アメリカではギフテッドの学校があったりしますが、どうやってやっているのだろうかとリサーチしてみようかと思ったりしています。というのも、うちの娘の場合は過剰適応でつぶれた系なのですが、そういう子同士だとうまくやれます。けれど、空気をあまり読まないちょっとわちゃわちゃした頭の忙しい子とは合わないのです。いい表現じゃなくてごめんなさい。「うるさい!!」となってしまうのです。過剰適応系は、とにかく自分を押し殺します。多少うるさいと感じても我慢します。それをどれだけ周りの大人が気づいてくれるのか。気づかない、もしくは気づかないふりをするのではないかと思っています。そして、大人が気づいたとして「音が大きくていやだった?」と聞いてくれたとしても、「少しうるさいなと思ったけど大丈夫」と言います。そして、またつらくなっていくのです。

これまでのフリースクールで娘が通えなくなった理由をずっと考えていたのですが、一番大きい理由はこれだと思います。すごく尊敬していた先生がいたにも関わらず、それをけってまでいかないことを選択しました。今だに、時々その先生のお名前が会話に出てきたりします。「●●先生が言ってた」って。けれど、場の空気を読まない子に対して、ものすごくストレスを抱えてしまうのも事実です。おそらく、一人くらいだったらいいんだと思います。その子がクールダウンできる場所があったりして、一時的なものであれば。クールダウンの場所の環境作りも丁寧にしなくちゃいけないし、「あちらの部屋(スペース)を使ってください。」じゃダメなんですよね。

発達の個性が強い子どもたちは、テンションのコントロールが自分でつけられない子のほうがピックアップされやすいと思います。なので、放課後デイにしてもフリースクールにしても、とても少ないですが居場所があります。けれど、過剰適応型の子は少なめで、居場所もさらにありません。だいたい放課後デイの環境は無理です。この子たちが求めているのは、刺激があって頭をよく使う場面があって、静かな環境で、ほどよい距離を保ってくれる大人がいて、その大人が尊敬できる人であり、そしてとにかく子どもに制限をかけない人。そして、一番難しいのが「尊敬できる大人」がいること。まだそこには至ってないなー、私。子供たちが予想していたより”数学ができる大人”ではあったようですがw 

そんなわけで、空気読みすぎる不登校のギフテッドには居場所がないって話でした。

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