日本では統一された概念はありません。また、病気ではないので個性と捉えることが多いですが、一般的な育児方法が合わないことが非常に多いです。ここに、「うちの子はギフテッド？」と悩まれる方のために、目安となるものを掲載します。これは国によっても違いますし、人によっても違います。それら全部をひっくるめて、共通しているものをリスト化しています。参考程度にしかなりませんが、私もリストに助けられた一人なので、誰かの助けになればと思います。ギフテッドは人口の３～５％ほどいると言われているので、クラスに１人くらいはいますよね。ただ、IQ130以上を基準とすると、人口の２％ほどになってしまいます。つまり、IQだけではギフテッドと判別できません。リストに合致するものが多ければ、ギフテッドかも！と思っていいと思います。
- 年齢に見合わない高い語彙力。難しい言葉を使う。
- 少ない練習で新しいことを習得する。理解が早い。
- 計算ドリルは漢字ドリルなどの反復練習に拒否感を示す。
- 頭の回転が速く、早口。
- 生まれつきIQが高い。目安は130（sd15）とされていることが多い。総IQが130未満でも、何か１つ突出した高IQ（言語理解、知覚推理、処理速度、ワーキングメモリのどれか）があればギフテッドと言われることもある。（早期教育でIQを伸ばすのとは違うので、幼児教室で検査した場合のIQで判断するのは難しい）
- 算数や数学が得意。パズルなんかも。
- 文字の習得が早い。特に教えなくても自分で習得する。
- 記憶力がいい。一度見たものを覚えてしまう。
- 好奇心旺盛で知的欲求が高い。質問が多い。興味の幅も広い、または特定のことを深く追求する。
- 完璧主義。それゆえ、失敗を極端に嫌がることがある。自分の頭の中にあるもと、実際のものにズレが生じるため、自己肯定感が低い。想像しているものは年齢以上のものだが、実際体は年齢相当なため、想像しているものが作れず癇癪を起す。
- 興味がないものにはとことん興味がない。
- 片づけができない。けれど、どこに置いたか覚えている。
- 芸術方面にも能力を発揮する。絶対音感がある、絵がとても上手で独創的。
- 思考が論理的で、子供と話しているように感じない。
- なかなか寝ない。寝るときはスイッチが切れたように寝る。
- 没頭すると食事もトイレも忘れる。声をかけても気づかない。
- 正義感が強い。理想も高い。
- 成績がいいとは限らない。
- 神様や生や死に関することを考える。宇宙のことを考える。
- 感受性が強く、また繊細でもある。傷つきやすい。
- 自分の中に空想の友達がいる。（小さい頃）
- 本が好き。
と、書きだしたらすごく特徴があります。書ききれてないものもありますので、おいおい足していこうと思います。HSCと重なる部分もとても多いので、判断に困ることがあります。なので個人的にはギフテッドかどうかの目安として、知能検査は意味のあるものだと思っています。
※知能検査を複数回受ける場合、できれば、２年以上あけた方がいいとされています。
※WISC-Ⅳ（ウィスクフォー）がメジャーな知能検査です。１時間半から２時間ほどかかるので、お子さんの様子を見て受けるかどうかご判断ください。WISC-Ⅴも出ましたがまだまだ現場に定着するには時間がかかりそうです。うちはもう受けないだろうなー。