ギフテッドの集まり?MENSAに入りたい!

2回目のWISCを受ける

MENSAについて知っていることと言えば、IQ130以上の人達しか入れない、賢い集団!くらいしか知らなかったのですが、どうやら色々と活動をしてるらしいという情報を得ました。そして、最近は子供の入会が増えているということも知りました。もしかして、娘にも話の合う友達ができるかもしれない!という気持ちがわいてきて、娘と一緒にMENSAのHPを見ました。まずは、HPのはしっこに掲載されているクイズに挑戦。主人にも写メって送信。解けなかったのは私だけ・・・。会員にならないと詳しいイベントまではわかりませんでしたが、なんかちょっと面白そうかも、と娘と話していました。

MENSAの入会の条件を確認すると、子供は知能検査の結果を提出し、電話面接があるとのこと。具体的な審査内容は公開されていないので、IQがトータルで130あればいいのか、凸凹があっても大丈夫なのか、細かいところまではわかりません。ただ、提出する知能検査の結果は、受けてから1年以内のものしかダメとなっていました。うちはとっくに期限がすぎており、家にあるものは使えません。まずは臨床心理士さんに再度受けられるか相談しました。けれど、前回受けてから2年以上間隔があいていることが必要と言われ、教育センターでは受けることができませんでした。この知能検査、場所によって前回のテストからあけなければいけない期間が違います。なので、もしかすると何か規則で決まっているわけではないのかもしれません。1年あいていればいいですよ、とおっしゃるクリニックもありましたが、これはまれだと思います。我が家は前回の検査から2年弱でした。この条件でも大丈夫なところで受けることになりました。お金もかかるし、2年までもう少しだから待ちたい気持ちがありましたが、娘の強い希望によりクリニックで受けることにしました。娘はWISCが本当に楽しかったらしく、かつ前回よりいい数値を出したい!とやる気に満ち溢れて言いました。(知能検査は前回の検査内容を記憶している期間は受けないほうがいいです。きちんとした結果が出ません。)

wisc

2回目のWISCは1時間50分かかりました。相当娘がねばったようです。前回と大きく違うのは、不登校になってから受けたという点です。家で過ごすことが増えたので、自分のペースで学ぶことができ、大好きな本もたくさん読めて、心が穏やかな日々を過ごしている最中に受けました。この頃には、たくさんあった習い事も整理して、時間に余裕ができていました。これがWISCの結果にも影響したと思っています。そうです、前回のWISCの結果に大きな変化が表れていたのです。

WISCにはVCI(言語理解)、PRI(知覚推理)、WMI(ワーキングメモリ)、PSI(処理速度)があります。その4分野を統合して出したのが、FSIQです。テレビでIQ〇〇と出ているのは、このFSIQです。どうしても、このFSIQに目がいってしまいがちですが、子供を伸ばすには、4つの分野のIQを意識すべきだと思います。また、4つの分野のそれぞれの数値の差をディスクレパンシーと言い、その差が15以上あると発達障害を疑う所見になるので、本人は生きづらさを感じています。ちなみに、知能検査にはWISC以外に色々とあるのですが、検査の種類によってIQの数値が変わります。テレビでよく使われるIQはウェスクラー式(WISCや成人版のWAIS)ではなく、キャッテル式のことが多い印象です。ウェスクラー式と大きな差があります。つまり、ウェクスラー式で出したIQが130なら、キャッテル式だと10以上上の数値となります。ちなみに、WISCで出せる最大のIQを臨床心理士さんに聞いてみたところ、160くらいと言われたので、TVでそれ以上の数値をうたっているときは、10~20くらい引いた数値にすると現実味を帯びると思います。

2回目の結果は1回目の数値と比較すると、言語理解が6↓、知覚推理が7↑、ワーキングメモリが18↑、処理速度が20↑というびっくりするような状況になっていました。トータルのIQも10↑(150弱)です。凸凹の差は2縮まっていましたが、誤差範囲かなと思います。最初は、2回目の検査をしてくれた臨床心理士さんの力量を疑ったのですが(失礼でごめんなさい)、かかりつけの心理士さんとこの結果を話し合ったときに、ストレス環境から解放されて本来の力を出せたのだろうという結論になりました。実際、発達凸凹があるお子さんに苦手な部分を強化する取り組みをするとIQが下がるというデータがあります。また発達凸凹のお子さんの得意分野を強化すると、苦手分野のIQもつられて上がるというデータも存在するそうです。今回、我が家が経験したのはまさに後者の現象なんだろうと思います。

この結果から、今後のことを色々と考えることになったわけですが、今回はMENSAの記事なのでいったん寝かせておきます。MENSAにはこの結果とともに申請書などもろもろ書いて送り、電話面接も受けました。結果は晴れて合格。会員カードを自分の部屋に飾っています。(MENSA内部のことは口外してはいけないという規約があるので、詳しいことは避けておきます。)

MENSA

  

オンラインで学ぶ!小中学生向けプログラミング D-SCHOOLオンライン

タイトルとURLをコピーしました