ホームスクールのやり方、数学編

興味のないことには全く近寄らない、近づかせようものなら怒り出す娘。さて、どうやってホームスクールを確立させるか悩みました。好きなことは数学と実験と運動と妄想。嫌いなことは意味のない暗記。一番簡単なものは、とにかく数学を進めてしまうことでした。ただ、数学といってもどの教材を使っていいかが分からない。色々調べてみた結果、私立中高一貫校が比較的よく使用しているという、数研出版の体系数学を使うことにしました。

現時点では、この版が一番新しいもののようです。我が家は、この1つ前の物(四訂版)を使っています。数検出版のHPに、まだ他の分野のものが載っていなかったので、順次改訂していっているところなんでしょうか。これは学校用でもありますが、市販もされています。市販のものと微妙にデザインが違うのですが、準拠している問題集に関しては中身も少し違うようです。体系数学のいいところは、高校までの数学を一貫して学べるところです。つまり、中1でかじった分野をまた高校でかじる、ということのないようになっています。なので、表紙に中1、2と書いてあっても、高校の範囲まで入ってきたりします。我が家は問題集とセットで準備しています。四訂版は体系数学1が2冊(代数と幾何)、体系数学2も2冊(代数と幾何)で、ここまででおおよそ中3までを網羅します。もちろん高校数学も混じってますが。体系数学3も2冊で、数式・関数編と論理・確立編になります。もう数Ⅰ.Ⅱ.A.Bの範囲です。このあたりから、私の知能は崩壊です。そして体系数学4、これは1冊だけだと思います。範囲は微積分の基礎と数列・ベクトルです。最後になります体系数学5、範囲は複素数平面と微積分の応用です。まだこれだけは買っていません。

体系数学四訂版

市販のものではなく、学校用のものを手にいれるのは個人では無理のようで、我が家はメル〇リさんにお世話になっています。使わなかった方が時々出品されています。とくに、体系数学1と2は手に入れやすいです。3と4は出品率が低く、4と5はさらに低くい印象です。なので、先手先手で動いて購入していたら、いつの間にか新課程のものが出版されたという経緯です。我が家はこのまま四訂版で完了させます。ただ、体系数学4以降を使うかどうかは未定です。

そして、教材とは別にホワイトボードを壁に設置しています。これは小さい頃から設置していて、お絵かきやマグネットで遊べるようにしていたものです。いつかはリビング学習になることを見越して、ダイニングテーブルから見える位置にあります。今は壁に貼るタイプのものもあり、壁を傷つけずに設置できますね。我が家は90×60センチのホワイトボードですが、数学に入ってからは拡張を考えています。マーカーを消すときにどうしても少し粉がでます。事前に床への対策をしておくことをおすすめします。我が家はしていなかったので、黒い点々が・・・。

授業のやり方ですが、一番気にかけているのがスピード感です。娘の心地よいスピードで授業するために、事前に教科書を読んでいます。娘が自分で教科書を読みながら進めることも可能なんですが、娘は”ママ先生スタイル”を好みます。今まで、学校での授業はいつも周りに合わせたものだったこと、自分に焦点があたることがなく、フラストレーションがたまっていたことが理由のようです。なので、自分のために授業をしてもらえることが嬉しいみたいです。こっちは大変です。娘がイラつかないスピードで授業展開するので、ハイスピードで進めます。ホワイトボードに書く字も汚くなります。教科書をちらちら見ながら書いてあることを私の言葉に変換し、ホワイトボードに書きながら説明。さらに例題を書いて、「解ける人ー!」と言うと、娘が「はいっ!」と手をあげてホワイトボードのところに出てきます。そして、私からマーカーを受け取り解答を書く。時には、「では、その解答までの過程を説明してください。」とふることもあります。合っていたら「正解です!みなさん拍手ーー!!」とまるで学校ごっこです。授業なしで問題集だけ解く日もあります。2人して解けなくてうなっているときもあります。たまに主人が乱入してきて、母&娘 VS 父でどちらが早く解けるか競争したりもします。ママ先生は週に1回~2回、だいたい10分~30分です。私の予習の出来次第という感じです。

数学を本格的にスタートしたのは小3の夏あたりです。1年で中学2年分は進んでいる感じがします。きちんと計画的にママ先生をやれば、もっと進みも早かっただろうというのはありますが、私に負担がないようにやっているので、ぼちぼちです。

おまけ:問題集、字は女子とは思えないぐちゃぐちゃ。

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