「子供だから」とバカにしないで

小5

私のまわりにはお子さんに寄り添って、のびのびと能力を開花させていっている方がけっこういらっしゃいます。Twitter界隈が多いですが。しかし、現実的にはそういう方の方が少ないんですよね。仕事なんてもってたらなおさら。確かに、仕事しているときの方が気分転換にはなっていたし、自分も社会貢献できているという満足感とかありましたし。娘に申し訳ないと思いながら仕事をしたらそれが伝わってしまうと、立派な背中をみせようとしていたように思います。実際、仕事をしているママはかっこいいと思ってくれていたようですが。でも娘はダメだった。不登校になった原因をずーっと探ってはいるけれど、答えはでていません。

ただ、ようやく今になって思うのは、「孤独」だったんだろうなということです。もちろん、とても愛情はかけていましたし、量より質!と思って、休みの日はとことん付き合っていたと思います。けれど、娘はもっと安心できる場所にいたかったんだと思います。学校ではリーダー格で友達も多いし、勉強も運動もできる子でした。だから、親も先生も何も心配はしませんでした。けれど、本人にとってはそこに居場所があるようには感じていなかったのかもしれません。先生の考え方には賛同できない部分があるし、友達とは話があわないし、授業はつまらないし、なんでまわりはそんな程度で満足できるのかわからないし、劇なんてしようものならセリフが覚えられない子のことが理解できない。「なんでみんなそんなに出来ないの?」と苦しかったんだと思います。そして、「子供だから仕方ない」「子供だからそれでいい」と思っている先生に牙をむくようになりました。

娘は大人に対してすごく厳しい目で見ています。無意識だろうけど、信用できる人かどうかめっちゃ見ています。その目利きが結構鋭くて。

娘が今考えているのが基金設立。もう笑っちゃうんですけど。あ、ダメですね、笑っちゃ。このサイトに来てくださる方のお子さんの欲しがるものって、一風変わったものが多いと思うんです。よく聞くのがビスマス、実験器具。そして、それを湯水のように与えられる家庭はそう多くはないし、それを買ったところで・・・と思ってしまう親御さんもいらっしゃると思うんです。私のことですね。それを、お子さん自身から支援の申請をしてもらって、娘の設立した基金からお金をお渡しする。子供のお小遣いじゃ少し足りなかったとか、今興味を持っているこのタイミングを逃したくないとか、子供には子供の事情があります。ゆくゆくは、もっと大きな基金にしたいようですが、今はその規模から始めるのが妥当かなと。最終目標は、教育資金援助です。私のように娘が原因で仕事できなくなった人へ、教育資金を援助したいみたいです。クラファンで全然知らない人たちが自分に支援をしてくださったことが、娘にとても大きく響いたようです。この支援を、自分のところで止めるのではなく、次につなぎたいって思ったみたいです。

きっと、ビスマスを買うお金を支援してもらっても、買って満足するだけに終わるだろうと大人は思うと思うんです。それでもいいんじゃないかなって思います。あんなこともあったなーって思い出になるだけかもしれないし、逆に何かまた新しいことに挑戦するきっかけになるかもしれないし、どう転ぶかわからないけど、どう転んだっていいと思います。「支援してもらったお金で買ったんだから、大事にしなさいよ!」とか言わなくていいと思います。それで何か面白いことに発展したら、それを教えてください。世間に広めるお手伝いします。

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