娘ではなく、私がです。
「ご飯だよ!」「着替えは洗濯機にいれて!」「歯磨きした?」「ごみはごみ箱にいれて!」と言うのに疲れました。興味があちこちある娘は、頭では(ごみを捨てよう)と思うらしいのですが、(あ!面白そう!)というものをひらめいたり見つけたりすると、ごみの存在が最初からなかったかのように、キレイさっぱり忘れ去られます。
今も、「晩御飯できたよー」と呼んだら、食卓の椅子のところまできて、いきなり地面にすわりはじめ、床においてあった本を読み始めました・・・。
本を片づけても片づけても、娘がどんどん持ち出してきます。一度に持てる分だけ抱えてリビングにやってきます。そして、100%の確率で本棚に戻しません。本を片手にご飯を食べます。歩きスマホならぬ、歩き読書もします。これにいちいち反応していたら気が滅入ってしまいました。なので、もう本棚にしまうのは私がします。読書しながらご飯を食べていても、テレビ見ながらご飯を食べるのと大差ないし、テレビよりまし!と思って見守ることにしました。
読書に没頭するのはギフテッド児によくある現象です。本棚に本を戻せないのも、次に読みたい本の方に気が行ってしまうからです。気持ちが前へ前へ行ってしまうんでしょうね。本に限らず、片づけ全般ダメです。理由はおそらく2つ。1つ目は、散らかっていても本人には散らかしている意識はない。そして、置いた場所をちゃんと覚えている。2つ目は、片づけることよりも頭に色々ひらめいてしまって、そっちが優先される。うちの場合は、主に2つ目の理由が強い感じがします。置いた場所、あんまり覚えていないし・・・。
片づけができないギフテッドはかなり多いようです。と言うか、片づけができるギフテッドがレアだと思われます。おまけに、娘は視覚からの情報整理が苦手です。つまり、机の上がちらかっていると気が散って集中できません。あれも気になるし、これも気になるし、で、今何やってたっけ?な状況に陥るわけです。これはWISCを受けたときに心理士さんに指摘されてわかったことです。なので、何か1つの作業に集中したいときは、まわりに何も置かないようにしています。これはギフテッドの特徴というよりは、HSCの方かもしれません。ありとあらゆる情報に過敏に反応するということで。
娘の部屋はぐちゃぐちゃでも放置することにしています。掃除機もかけられないけれど、もうそれでいいんです。食べ物だけは注意ですね。