不登校のきっかけ

思い当たる節がありました。

娘はいつもママと一緒を好みました。なので、私が一人になる時間はほぼなし。それに疲れてしまって、「お風呂は別々に入ろう」って提案したんです。お風呂くらい一人で自由に入りたい。仕事も自分のペースで出来る職種ではなかったこともあり、まわりのペースに合わせながら仕事して、家では娘のペースに合わせて生活して・・・。それに私が疲れてしまったんです。そこで、一人でできることを増やしてほしいってお願いしました。娘は努力してくれました。

ところが、それは娘にとってハードルが高すぎることでした。「もう頑張れない!!」と泣き叫びながら訴えてきました。このことがあってすぐ、学校に行けなくなりました。

母と娘

母子分離不安というそうです。この日から、お風呂はまた一緒に入るようになり、一緒に寝るときも、半分私にかぶさるようにして、手をがっちりつないで寝ています。

お風呂の件はただのきっかけにすぎないと思っています。もともと、ぎりぎりのところで娘の精神状態は保たれていたのでしょう。心のダムは決壊間近だった。「お風呂は一人で入って」の一言が、とどめを刺しただけ。

娘の精神状態がギリギリだったということが、臨床心理士さんとのカウンセリングで明らかになります。娘のことを理解していたつもりでしたが、全然ダメでした。私の想像をはるかにこえた苦しみを抱えていました。それは娘自身も気づいていない部分もありました。臨床心理士さんのサポートなしに、今の私たちはありません。

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