臨床心理士さんとの面談記録(娘)

心理士さんが娘の色んな気持ちを引き出してくれました。これだけの気持ちを引き出すのに、面談回数は10回近くあったと思います。教育センターの面談枠は45分~50分です。その中で、娘だけではなく私とのカウンセリングも行うので、何度も面談が必要でした。けれど娘は心理士さんのことが大好きで、教育センターに通うことは楽しみにしていたようです。何より、家から近いのがとても助かりました。すべて無料です。まずは、市区町村に設置されている教育センターに相談の上、医療機関に行くのか方向性を決めていけばよいと思います。

  • 電車の中は本を読んでいれば没頭できるから気がまぎれるけど、本を読み終えてしまうと、まわりの人のしゃべり声や電車の音、光が気になってしんどい。
  • 学校帰りの子供たちの大きな声がうるさい。マナーの悪さに腹立たしい。
  • 音楽の授業がうるさい。耳をふさいでいるのは自分だけ。
  • 黒板が反射してまぶしい。席は考慮してもらえない。
  • 友達と話しが合わない。くだらないことに付き合えない。
  • 授業は知っていることばかりで、待つ時間が長すぎる。特に算数がつらい。
  • そもそも学び方が自分に合っていない。聞くだけの授業はつまらない。自分のペースで勉強したい。
  • 先生の頭の中に”こどもたちはこうあるべきだ”という枠がある。それに入れようとされているように感じて嫌だ。
  • 先生という権力が嫌。対等であるべき。
  • 過去のちょっとしたトラブル時の先生の対応に納得がいかない。
  • 隣の席の子の荷物の位置が気になる。
  • 制服の着心地が嫌。
  • 我慢しすぎると手や足が勝手に動き出す。それをおさえようとすると体がかたまる。

ギフテッドの特徴とHSCの特徴がみごとにあらわれているように思いました。この内容をふまえて、どうしたらこの苦痛が軽減されるのか、みんなで話し合いを重ねました。まず、学校の先生との距離ができてしまっているので、その解消から始めました。これは心理士さんが色々と娘に話しをしてくださって、先生はみんなをいい方向に導くよう関わってくださっていると諭してくださいました。1回では納得しませんでしたが、学校の先生ともそこは協力して溝をうめていきました。先生に対し斜に構えていたので、先生にはあえて普通にしていただくようお願いしました。必要以上に娘に関わらない。なぜかそれが功をなして、先生との距離は改善しました。ただ、学び方に関しては私立小だったこともあり、学校の方針と合わないと判断されてしまいました。結果的に、我が家は私立小を辞めることになります・・・。これは娘の意に反するもので、つらい決断でした。

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市区町村の教育センターは地域の学校ともつながっているので、スクールカウンセラーと連携をとってくれたりします。以前よりも予約は取りにくくなっていますが、まずスタートはここからでいいと思います。ただし、明らかに発達障害を疑う場合はこの限りではありません。「なんかすごい育児しにくいんだけど!うちの子理解できないんだけど!宇宙人かも!?」というお悩みの場合は教育センターでいいと思います。

ただ、「IQ高いですね、日本じゃどうしようもないですね。頑張ってください。」で終わった方もいるようで、相談場所が教育センターだったのかは定かではないのですが、臨床心理士さんの力量もあるのかもしれません。(どの業界も同じですよね。)

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