娘には、不登校の親の会を通して知り合ったHSCのお友達がいます。変な言い方ですが、その子(Aちゃん)は生粋のHSC。いわゆる内向型。年齢相当には見えなくて、すごく大人びて見えます。うちは興味のあるものに突進していく外向型。タイプが違うので、悩みを共有できることもあれば、えーそうなの!?とびっくりすることもあります。娘はAちゃんと遊ぶのが好きで、たぶんAちゃんも娘と遊ぶのが好きな様子。出会って半年ですが、2人を見ていてもすごく自然体で過ごしています。けれど、遊ぶ約束をしたりしません。LINEもできる状態なのですが、数日ごとにしか連絡をとりませんし、返事も数日後になることもあります。けれど、それが普通な2人。お互い学校にはほとんど行っていないので、時間はあるはずなんですが。2人を見ていると不思議な感じがします。
① 必要以上に相手に関与しない、干渉しない
② お互いを認め、尊重している
③ 波長が違うようで似ている
こんな感じでしょうか。数回しか一緒に遊んだことはないのですが、昔からの知り合いのように見えます。おそらく、お互いの気持ちがわかるのと、ほどよい距離感が同じなのと、何をされたら嫌なのかが共通しているのかもしれません。あと、自分と同じじゃなくていいという概念が根底にあるように思います。同調性が全くないのかもしれません。すごくさっぱりしています。女子でも男子でもない感じです。だから一緒にいて楽なんだと思います。さらに、会話の内容もちょっと変みたいです。想像力をかきたてるような話をしていたりするみたいです。「もしあの川に浮いているゴミが世界一周していたとして・・・」みたいな。お話し作りが好きだったり、また語彙力も知識もあるので、発展させた会話ができるのかもしれません。
Aちゃんのお母さんは、HSCの不登校の会を主宰されていて、子供たち2人はその仕事の一部を担っています。お給料も発生しています。Aちゃんはクリエイターとして仕事をもっていて、うちの娘はWEB部門といったところでしょうか。私には畑違いの分野ですが、かげでこっそりサポートはしています。実は、このブログを立ち上げることができたのは、娘がワードプレスでサイトを立ち上げたのを横で見ていて、それをサポートするために一緒に学んだことがきっかけになっています。娘のおかげで私も世界が広がりました。Aちゃんは、デザイン画や動画などそっちの方のお仕事をもっています。そのAちゃんのお母さんの会に我が家も時々参加させていただくのですが、HSCの子供たちは初対面でもすーっと馴染むようです。お互い距離感が微妙にあったりするのですが、たぶんそれは相手が嫌がる範囲を感じ取って、いい具合の距離を保っているのかな?と思ったりします。参加する子供たちを見ていても、みんな不快な顔はしていません。不登校や五月雨登校の子がほとんどなのですが、HSCの子供たちの中だと普通に遊べるみたいです。不思議ですね。なので、学校でもそういうクラスがあれば、HSCの不登校の子供たちは登校するようになるのかもしれません。個人で色々挑戦するのもいいんですが、やはり複数で同じ目標に向かって挑戦する経験もしてほしいなと思っています。
そうそう、学校やフリースクールにHSCの子が適応しないのは、がちゃがちゃ感がつらいんです。工事現場のドリルで穴を掘ってる横にいるような。電車の高架下にいるような、そんな状況みたいです。なので、静かな場所で過ごしたいんです。なかなかそういう場所がないので、家で過ごすことが増えるんだと思います。イヤーマフもいいですけど、ずっと装着しているのも鬱陶しいですから。そういう認識を先生がたにも持っていただけると、学校と言う場がもっと楽になるのになぁと思います。たぶん、若い先生がたは理解していただけることが多いのですが、ベテランの先生方がハードル高そうです。私の勝手な想像です。(気分を害されたらごめんなさい。)