Rocket情報その2

HSC/GIFTED

Rocket情報その1はこちら→

終業式の日、校長先生に異才発掘プロジェクトに応募したことを報告しました。すると、「それはなんですか?」と聞かれ、「え?」と驚きと困惑でRocketについてうまく説明できませんでした・・・。ギフテッドのことはご存知だったので、てっきりRocketについても知っているはずと思い込んでいました。確かに、最近はRocketについてメディアが取り上げることは減っています。学校というところは、もしかすると学校以外の情報は入ってこないのかもしれないと思いました。学校同士のやりとりはあっても、学校外とのやりとりはない。そして、そこまでやろうとしても先生たちの抱えている仕事が多すぎる。うちは珍しいタイプのフリースクールに通っているのですが、「そこ知ってます!」とおっしゃるのは保護者のみで、学校に少しでも関わる人(スクールカウンセラーも含め)は全く知らない。なので、私はこのフリースクールについても説明しなければなりません。が、いつもうまく説明できずにいます。説明すればするほど、学校の教育方法を否定している気持ちになります。

娘が異才発掘プロジェクトRocketに応募してしばらくすると(2週間もしないくらい?)、書類審査の結果がメールで届きました。ちょうど図書館にいるときに娘のスマホが「ピロン」と鳴り(マナーモードにしとけよ)、娘がそれを確認して私に渡してきました。娘はその内容より、読んでいる本(これがまたよくわからないマンガ)に夢中で、メールの内容はよくわかっていなかったのかな?結果は「一次選考 通過」と。私の中ではすごいおめでとう!!だったのに、図書館ということもあり「通ったみたいだね、おめでと。」とこそっと言うと、「あ、うん。」それだけ。どんだけドライなんだー!!と思いながら、次の面接日程希望日を見てみる。今回はコロナ禍ということで、面接はオンラインで行うとのことでした。面接日は3日間設けられていて、都合のいい日をあちらに返信する形になっていました。そして、ここでふと気づいたわけです。この面接予定日時の枠の数を数えれば、一次選考に通った人数の予測をつけられるのではないかと。枠は全部で約35枠(数えたのにもうすでにちょっと忘れてあやふや)。私が主催者なら、一次選考通過者の人数より面接日を多めに設定するので、通過者はおそらく30人ほどじゃないかと。ものすごく勝手な憶測なので、このあたりは皆さん自由に推測なさってください!

ちなみに、過去のスカラー候補生の応募に関する情報を集めてみたところ、

  • 2014年、応募総数601、スカラー候補生15人、ホームスカラー271人
  • 2015年、応募総数536、スカラー候補生13人
  • 2016年、応募総数527、スカラー候補生31人(募集人数50人に増やしたみたい)
  • 2017年、応募数363、スカラー候補生32人
  • 2018年、募集20人、対象:小3~中3、応募総数308、スカラー候補生34人(一部プログラム可能な26人を含む)
  • 2019年は募集の形を変更したためよくわからない
  • 2020年現在、127名のスカラー候補生がいる(小4~大2)
  • 2020年は、募集10人、対象小5~中3

こんな感じです。頑張って間口を広げていってくださっているのがわかります。これまで小3からの募集だったのが、小5からに変更になっているのがちょっと気になります。ホームスカラーが毎年ある制度なのかもわかりません。これらはだいたい正しそうな情報です。日本財団の記事だったり、過去の新聞の記事からとってきました。まずまず信用してよさそうです。これを見ると、倍率は10倍くらいまで下がってますね!

今年はコロナの影響があるので、応募された方の人数を予測するのが難しいですが、昨年募集がなかったことを考えると増える?けど、募集が小5からと縛りがきつくなった分、減る?けどコロナだからオンラインは避けるという意味で減る?(こういうの考えるの好きなんです。)

異才発掘プロジェクトRocketは、日本財団の支援を受けてスタートしていますが、資金提供は5年となっているので6年目の今年からはありません。なので、資金調達が課題になりそうで、東大のクラファンで募ったりするみたいです。Rocketに所属すると、基本的に自分から「卒業」と言わない限りずっと在籍できます。ずっとっていうのが、学生の間ずっと、という意味なのかはわかりませんが、社会に出るまでずっとってことなのかな?ただ注意が必要なのは、決してギフテッド教育をうたっているわけではない、ということです。天才を育てるプロジェクトではないと言い切ってますし、ギフテッド関連の記事にのりがちですが違います。「異才=天才」という考え方ではなく、周りと同じが苦手・学校という教育の場が合わない、という子供たちが、将来生きていくすべを身に着けられるような学びの場を提供する、というスタンスじゃないかな?と捉えています。が!「突出した能力はあるが、不登校の子供」という記載もあり、これをギフテッドと捉えるかは個人によるかなと。ギフテッドの定義が日本にはありませんしね。このあたりは、受け手によって解釈が多少異なると思うので、RocketのHPや日本財団のHPを熟読されることをおすすめします。この本にも、Rocketの取り組みが書かれていて、実際に中の様子がわかります。とても参考になりました!Rocketを考えてらっしゃる方は、「思っていたものと違う」を避けるためにも一読されることをおすすめします。

ちなみに、過去にRocketでジョンズ・ホプキンス大学のCTYについての説明会が開催されたことがあります。香港支部があり、アジア圏に関してはここが担当してるのかな?わからないですが、サマープログラムin香港があるので、アメリカまで行けないときはこっちでもいいかも。全てはコロナが落ち着いてからですが・・・。CTYの記事、長らくお休みします。私の収入が途絶えた今、受講継続を断念せざるをえなくなりました。たぶん、あと3か月くらいしたらコースに復帰できると思っていますが、3か月ごとに知能がぐっと成長するので、今のコースがつまらなくなる可能性が大いにあります。いや、すでにつまらない・・・と言ってましたからちょっと不安が・・・。飛び級させてもらってるのにどこまで飛ぶのか。


(おまけ)我が家は、毎日の取り組みを目に見える形にしています。どの問題集をやるか、どのオンライン授業をみるか、研究は具体的に何をやるのか。終わったらハンコを押しています。もともとは、学校に行っていない間、何を家でやっているのか誰かに伝えるときがあるかもしれない、と思ったのが1つ。もう1つは、娘の特性的にその日の予定がある程度わかっていないと行動しにくい、というものがあります。使っているノートが2冊目に入りました。100日分書けるようになっているので、3か月以上続いていることになります。って、まだ3か月か。実際、担任の先生に時々見せています。娘の興味のある部分が高校の内容なんだなっていうのがよくわかります。ちなみに、「マイクラで世界遺産を作る」っていうのも書いてあったりします。なんでもありなノートです。「数学検定まであと〇日」とかも。

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