ようやくこの日が来ました。3か月待ちということで、何度もキャンセルしようと思いましたが、結果として受診してよかったです。先生は、娘とずっと話していて、私は合間にちょこちょこと答えるくらい。娘の態度や思考力なんかをみていたように思います。娘は初対面とは思えないくらいに口数が多く、とてもいきいきとしていました。今回の一番大きな目的は、胸を張って不登校と言えるようになりたいということ。「学校に行かせてない親」というレッテルを避けるため、「医師に学校はストレスになるから行かなくていい」と言ってもらうことが目的でした。
1、小学校には行くべきか
行かなくていい。これだけ知能が高いと学校は何もかも合わない、ストレスの場でしかない。この子には全てスローモーションに見えている。自分で家で学べているからそれでいい。時々学校に行くのなら、「一般的な子供はこういうのに興味があるのか。」と観察するために行けばいい。
2、中学はどうするか
2年前なら偏差値の高いところへとすすめるしかなかったが、今はN中もできた。男の子なら筑駒くらい行けば合う子はいると思う。ただ、女の子だとトップ校に行っても難しいと思う。偏差値や中学受験にこだわらないほうがいい。高校もしかり。
3、うちの子は何者ですか?
2eではない。アメリカのギフテッドと日本のギフテッドの定義はズレてしまっている。この子はアメリカの定義の方があてはまる。
4、母子分離不安?離れられるようになるには
まわりに理解者がいないから、不安になっている。理解してくれる人を見つけて、その人とつなぐ。同じような子供たちを集めても、みんな興味がバラバラで同じ方向は向かない。だから、集めればいいというものではない。それよりも、その子たちを受け止めてくれる人がいることが大事。
5、なかなか寝ない
朝がちゃんと起きられているなら、夜の寝る時間はとくに決めなくても大丈夫。パソコンは遅い時間までやるのは避けた方がいい。読書は好きなだけどうぞ。
その他
医師としてできることは、感覚過敏のアンテナを少なくする薬を処方することだけ。けれど、苦手なものは避けたりして工夫して生活できているように見える。だから、薬を処方する必要性はあまり感じない。お母さんはすぐに忘れてしまってバカに見えるかもしれない。けれど、おかしいのはあなたの方。IQの分布をみても、お母さんは普通のところにいるけど、あなたはとても逸脱している。お母さんは普通、だからお母さんには優しくすること。(文字にするときつく見えますが、愛情を持って優しい言葉でさとしてくれました。)何気にこれが一番ありがたかったです。
と、こんな感じで1時間ほどお話ししてきました。端的に記載したので、きつい言い方に見えるかもしれませんが終始和気あいあいと、笑いが飛び交っていました。娘も一瞬で先生のことが大好きになり、「また遊びにいこっと」と言うくらいでした。はっきりと言ってくださるのがとてもわかりやすかったのと、とにかくすごい情報をもっておられました。ギフテッドやHSCという単語はどうも医療界では毛嫌いされる印象がありますが、全くそんなことはなく、「まだ医者の教科書に載ってない言葉だから、知らない人ばかりなの。」と娘に話してくれていました。お勧めの塾も教えてくださったのですが、そこに我が家がすでに通っていることを話すと、「小学生で通っている子は初めて見た!」と驚いておられました。あとは、メンサ以外にもこういう子どを支援している団体(?)があるらしく、お母さんなら探し当てると思うから!と言われました。頑張ります。
夕方学校の先生からも電話が来て、このお話しを伝えて、今までと同じ感じで学校生活を送りますと伝えました。また明日、学校にいくので先生ともうちょっと話を詰めてきます。
レポートは以上です!すっきりしたけど、これを書いている今は、これからどうすんのよー・・・っていう気持ちでいっぱいです。1個解決しても、次々と新しい不安に襲われますね。いたちごっこでしかない・・・。疲れたー。
もうそのうち、身バレしていくんだろうなって思っています。娘がでっかいことしでかそうとしているので、私の匿名性が保たれるのも時間の問題です(涙)覚悟を決めるときが来たかもしれません。