昨日、我が家にカエルの赤ちゃんが来ました。主人が仕事で少し遠出をしていたらしく、田んぼがいっぱいあるところに行っていたよう。事前に、田んぼの水の採取も娘に頼まれていたため、水をいれるケースを持って行っていたのですが、なんとそこにカエルまで入れて帰ってきました。まだお尻のしっぽがすこーし残ってるくらいの赤ちゃんカエル。調べたところ、おそらくヌマガエルじゃないかと。エサが難しいし、ちゃんと育てられるのか、はたまた大きくなったときにどこに放してやればいいのか、悩みはつきません。あまり大きくなりませんように・・・。
そんな翌朝、歩道で小学生が10人以上集まって傘で何かをつついている様子。気になってのぞいたら、そこには弱ったGが。あー・・・。見なければよかった。
さて、タイトルの内容へ。娘がHSCなのはこのブログでも書いてきました。うちの子の様子を聞いたママ友が(不登校、HSC子持ち仲間)、HSS型について書かれた記事を送ってくれて、頭の中がだいぶ整理されました。娘はHSS型のHSCです。HSSっていうのが外向型という意味です。普通、HSCというと内向型の人が多く、刺激を求めることなく、落ち着いた安全基地にいることを望みます。ゆえに、学校という刺激だらけの世界はとてもしんどいのです。全く安全じゃないんです。人との距離感しんどい、色んな人の気持ちをキャッチしてしまう、怒られている子を見るのがつらい、先生の大きな声が嫌、まわりと同じことを強いられるのが嫌、大人の理不尽な発言に納得できない・・・などなど、心が乱されまくりなのが学校。それによって、心がどんどん傷ついてしまい、学校から離れてしまいます。それで正解だと思います。程度の差こそあれ、5人に1人はこの気質を持っていると言われています。そして、この5人に1人の割合の中の3割が、外向型のHSCです。
そして、娘はこのタイプのHSCなのです。つまり、傷つきやすいのに刺激を追い求めてしまうという、かなり面倒臭い気質があります。敏感さは内向型のHSCと同じです。そして、自分が傷ついていることに自覚がありません。ある日突然ぐったりしていたり、すごく寝る日があったり。こちらが予期せぬタイミングで死亡フラグが立っています。けれど、刺激から遠ざけると、「最近毎日がつまらない」とか言い出すわけです。うちの子のバランスはどこ!?と毎日模索しています。ゆえに、昨日はホームセンターに行ったんです。何度も行ったことのある場所なので、刺激はそこまで強くないだろうし、「学校よりホームセンターに娘の学びはある!」と豪語して。色んな雑貨(?)を目にして、キラキラしていました。スーパーにはないものがたくさんあるので、配管とか何に使うのかわからない金具とか、工具とか、木材とか。DIYの宣伝ビデオをみて「おー!!すごい!!」と興奮してたり、実験の作業台の木材の厚さをどうするか考えたり、楽しかったと思います。この日は「つまらなかった」発言はありませんでした。よかった。
HSCの子はそういう矛盾を抱えています。刺激を受けると傷つくのに、安全地帯でじっとできず、自ら刺激に突進していき、結果的に傷つく。こっちから見ると、「いい加減学べよ!」と言いたくなります。ずっと同じことを繰り返しているんですもの。けれど、まわりにはこれが全くもって伝わらないのです。私は親なのでなんとかわかります。しかし、学校で会う先生や友達は、社交的で活発で、意見をばんばん言えて、なんでもできちゃう娘しか知らないのです。だから、不登校になってしばらく休んでパワーをため、そして1時間だけ登校した日の先生の一言、「前みたいにすごく元気でした!いつも通りでしたよ!」、これにどれだけ私がむかついたか。そのようにふるまうためにどれだけのパワーを使ったのか、やっぱりあなたにはわからないのね!っていう思いでした。もう、伝えても伝えても、学校には伝わらないんです。理解してくれるほうがレアだと思います。ゆえに、理解あるスクールカウンセラーと連携がとれないと、学校に安全な居場所はないと思いました。見た目で子供の傷つき具合が全く判断できませんから。
今の学校生活は、登校している時間は少ないのですが、「この授業も出てみない?」と1回も言われたことがありません。全て、娘に任されています。相変わらず、係のリーダーに立候補したり、委員会の副委員長に立候補したり(委員長は6年生なので)、転校生らしからぬ行動をとりまくっていますが、なんとかなっています。そして、まわりを納得させるような発言ができるので、リーダーに選出されてしまいます。ちょっと立派なことを言えば、この年頃の子からは「こいつすげー」って思ってもらえますから、ここはギフテッドのなせる業かもしれません。そうだった、娘はHSCだけじゃなくてギフテッドも混じってるので、余計にややこしいのかもしれません。
このHSSだからというわけではありませんが、トータルとして育児で気を付けていることがあります。否定しないことです。もちろん、たまに・・・いや、もうちょっと多いかもしれませんけど、「でも!」って言っちゃってると思いますが、基本的には娘の人と変わった考え方や意見を「(娘)ちゃんはそう思うのね、そう考えるのね。ママはそう思わなかったから、人と違う発想ができるってすごくステキだと思う。」と伝えるようにものすっごい努力しています。半端ない努力です。だって、「はっ!?」って思うときありますから。それでも、人と違う意見を尊重することはきちんと学んでいてほしいのと、人と違う意見でも尊重される経験をしていてほしいからです。海外ではユニークな子として受け取ってもらえるはず、と思いながら。そして、これからの時代、人と違う発想ができる子が世界をひっぱっていくはず!と信じて。
壮大なまとめになってしまった・・・。