小4の12月からスタートしたCTY。とったコースは「Math Olympiad for Elementary School Students」というコースで、簡単に説明すると、算数オリンピックを目指す小学生のためのコースです。対象学年は小4~小6となっており、推奨学習期間は3か月。とにかく、よくわからずチョイスした感じです。学習期間が3か月というところに惹かれました。なぜなら、合わなかったときの学費の負担が軽いからです。初めてコースをとるときは、最低3か月分の授業料を支払う必要があります。レートによって授業料がかわるので円高のときがおすすめです。授業料は科目によって変わるのですが、小学生や中学生がとるような授業はほぼ一律100ドル/月です。つまり、3か月分を最初に支払うので300ドルです。決して安くはないのです。アメリカ在住なら奨学金をもらえたりするのですが、私たちのような留学生ではだめです。ただし、いい点もあります。3か月分支払っているけれど、取ったコースが1か月で終わってしまった場合、残りの2か月の授業料を使って別のコースを取ることができます。学ぶスピードが速いほどお得ということになります。伸びる子はどんどん伸ばそうという考えなのかもしれません。実際娘は1か月半でこのコースを卒業し、残りの1か月半の授業料を使い、次のコースに進んでいます。それ以降は1か月単位での支払いが可能になります。
「Math Olympiad for Elementary School Students」のコースを受講しているとき、インストラクターがついてくれましたが、もちろん日本語はさっぱりでした。今とっている「Honors Grade 6 Mathematics」にも別のインストラクターがついてくれていますが、日本語はさっぱりです。メールでコンタクトをとる機会が週1であるので、どうしても英文を作る必要がでてきます。今は翻訳サイトも充実しているのでなんとかなりますが、英語が苦手な私にとってはちょっと負担ではあります。ただ、どうしも問題の英語のニュアンスがわからなかったり、答え方がわからないときはインストラクターに相談するのですが、レスポンスも早いし、こちらが納得するまでアドバイスをくれます。インストラクター代が授業料にしっかり入っているのがわかります。そんじょそこらの学生アルバイトではなさそうです。インストラクターの経歴もHPから見ることができます。今のところお世話になったお二人は、教師の経験がある方のようです。年齢から推測するに、育児中で現場を離れているのかな?と思ったりしました。あくまで私の推測です。
「Honors Grade 6 Mathematics」のコースは、「Honor」がついていることからも予測ができますが、Grade6の数学に(アメリカではGrade6は中学生に足をつっこんでいるようです)さらに高等な数学もくっついてきますよ、というコースになります。こちらは推奨受講期間6か月です。ただ、このコースの受講前提要件に、”Grade5のMathを受講”が必要だったのですが、前のインストラクターにも推薦してもらって、飛び級で受講できるようにしてもらいました。こういうところはさすがアメリカだと思いました。「やれるからやらして!」って言ったら前向きに検討してもらえるんですもの。なんでも言ったもの勝ちです。そして、前のインストラクターに「3か月で卒業しちゃいな!」と応援してもらったので、そのペースで進めています。(3か月は過ぎちゃいそうですが・・・)
「Honors Grade 6 Mathematics」は簡単なところと、さっぱりわからないところと、かなり極端なふり幅のあるコースです。たぶん、日本人だからそう思うんだと思います。FacebookにCTYの親の会みたいなものがあるのですが、それに一応入っています。英語のやりとりなので発言することはありません!が、翻訳して読んでいると、私のような感想をもたれている方はいらっしゃいません。この親の会、日本人にまだ出会っていません・・・。なので、私はもっぱら眺めているだけです。たぶんですが、日本の小学生は最初はアメリカより進んでいるんだと思います。ところが、小学生後半から中学生あたりで、アメリカが急激にレベルをあげてきます。Grade6のMathなのに、高校数学まで出てきます。集合の分野や箱ひげ図など統計学も入ってきました。∈とかλとか。深くはやらないけど、浅く触れておくという感じなのかもしれませんが、そういう記号の読み方からわからないというお粗末な母です。ちなみに、主人もダメです。
「Math Olympiad for Elementary School Students」は評価Aで卒業しました。A+、A、A-、B+、B・・・と細かく分かれています。「Honors Grade 6 Mathematics」もA以上での卒業を目指して頑張っています。ちなみに現在Chapter9まできています!ゴールはあと少し!