不登校の中学受験②

まさか、続編が出るとは思っていなかったのですが・・・。動きがあったので記事にしてみます。HSCやギフテッドは、特性さゆえに居場所の選択が非常に難しいです。静かな環境は、成長すればまわりが追いついてきますから、ある程度確保はできますが、ギフテッドの頭の回転速度に合わせた授業も条件にいれると、選択肢はせばまります。さらに、受動的ではなく能動的な授業形態のところを探すとなると、ほとんどないです。HSCですが、HSSタイプの娘には、静かな環境だけではダメなんですね。

はい、webの国語を辞めました。浜のweb授業は、関西の実際の授業を録画したものです。なので、授業の雰囲気を味わえて、先生の語り掛けも上手で、見ていて楽しいんです。生徒たちの発言の音声も入っていて、「おおっ!」っていうのもあれば、「アホか。」っていうのもあり、それがまたいいんですよね。そうです、娘には国語の授業が授業ではなくなってしまったんです。ただのバラエティ番組になってしまいました・・・。なので、授業のポイントが頭に入るわけでもなく、宿題も拒絶だし、お金の無駄!!と早々に決断しました。webの国語をやったのは、約1か月半。塾からしたら意味不明な家庭ですね・・・。手続き等、お手数おかけして申し訳ありませんでした。

nature
こういう写真に癒されます。

じゃ、受験に国語は必須なのにどうするのかってなります。そうです!英語同様にママ先生でやるしかないわけです。実は、以前はやっていたんです。月2回くらい。浜が始まってママ先生は辞めたんですが、どうみてもママ先生の授業の方が娘には合ってるなと。そりゃそうですよね。個人指導ですもの。娘のことを一番わかっている人が授業をやるのが一番伸びます。問題は、国語の指導方法がわからないことと、難易度の設定、教材をどれにするか、あたりです。そこで、ママ先生用にバイブルとしているのがこれ。

本当にこれはおすすめできます。かなりの偏差値まであげられると思います。騙されたと思ってポチってください(笑)ちなみに、国語の家庭教師をされていて、人気でなかなか枠がとれないみたいです。この本の内容を頭にたたきこんで(全然たたきこめてないですけど、時々ちらっと見返したりして)娘と勉強しています。

難易度の設定ですが、これはSAPIXの模試を参考にしています。国語の模試で一番難しいのはSAPIXです。この模試で8割とれたら合格点としています。問題集は、廃盤になっているものを使っているのでご紹介ができませんが、解説が非常に詳しいものを使っています。一時期は四谷大塚の予習シリーズも使っていて、これまた解説がわかりやすくてよかったのですが、なんだか飽きてしまってやめました。1学年上のものを使っていました。

授業方法は、問題文を娘用と私用に印刷。そして、私も解く。で、終わったらお互い1問ずつなぜその解答にいたったのかを説明。そして答えを見て、解説を確認。そこで、すべての問題じゃなくていいので、よかったところを褒める。正解したことを褒めるのではなく、「ここの単語を記述にいれたのはよかった。この単語はこの問題のキーワードだから、それをつかめてるってこと。」とか。接続詞を入れる問題も、その接続詞はどういう役割で、この場合は前後の文がどういう関係になっているからこれを選んだ、まで言うようにします。正誤問題も、この選択肢のどこの部分が間違っているのかまで分析させます。なので、国語の授業をママ先生がやると、かるく1時間半をこえてくるんです。もうへろへろになります。だから月2回。週1でとかこっちが持たないです。ちなみに、娘よりは正解率は高いですが、私もたくさん間違えます。そして一番しんどいのは、娘を「待つ」こと。忍耐です!!頭の中の情報量が多い娘は、言いたいことをまとめるのが苦手です。これはWISCでしっかりあらわれていました。たくさん伝えたいことがありすぎて、どんどん枝分かれしてこれもあれもとしゃべってしまうので、質問されたことと答えが合わなくなることがあります。例えば昨日の出来事なんですが、「色って何で出来てるの?」の問いに、「うーん、石。あ、あとヒ素。毒からもできてるんだよ。毒の分子構造って・・・。あ、石だったらクジャク石がね・・・。クジャク石は昔、○○で使われてて・・・。」みたいな。覚えてないので・・・と〇〇に置き換えてますが、豆知識みたいなものがたくさん入ってきてしまいます。国語の記述には絶対いれたらあかんで!ってやつを足してきます。文章にものってない自分の知識とか(笑)「え?それどこに書いてあった?ママは文章から見つけられへんけど。」って言うと、「前に読んだ本に書いてあった。」とか。あかーん、それやったらあかーん、ってなってます。いや、面白いんですけどね。(ピアノも勝手に曲を変えてしまいます)

中学受験しても通うかどうかもわからないし、御三家に絶対いれたいとかもないので、割と気楽にママ先生ができています。これが偏差値至上主義でやらないといけないとなると、私は鬼ババ炸裂状態でしょう(鬼ババ経験ありです)。以前は、御三家に入ったら授業も難しくなってスピードもあがって、娘に合うだろうと思っていましたが、今は全く思えません。娘の興味のある分野はすでに高校以上の範囲です。中学に入る頃にはさらに進んでいると思います。ほんとに学業面でも凸凹で、すごいレベルの低い社会の話をしながらも、かたや歴史を語らせると「え?それ誰?入試にでーへんで。」みたいな。理科も花の名前は全く覚えないけど、地球の磁場や太陽風について語ってみたり。中学受験に適応できるのは算数だけ・・・。この凸凹具合はどんどん激しくなってる気がします。

  

そういえば、娘がこれがおもしろかったと言っていました。

今読んでるのはこれ。あまり小学生向きには思えない。

これは童話なんですが、大好きで何度も読んでます。

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