分散登校は、生徒数も半分で授業時間も短く、授業数も少なのでリハビリにはもってこいに思えました。学校に行きたいとはっきり意思表示もしていたこともあり、また「楽しかった」という言葉も聞かれていたので、行けるのかな?と思っていましたが、登校初日の夜から怪しい症状が出現しました。
・確認作業の増加→寝る前に、全ての部屋の照明を付けてから消す。消えていても、いったん電気を付けてから消す。
・順序のこだわり→トイレに行ったあとはお茶を飲む。そして、照明の確認作業を行う。証明の確認作業が済んでいても、トイレに行ってしまうとまた1からやり直し。
・他人の行く先が気になる→見えなくなるまでどこにその人が向かうのか見届けなくてはいけない。見届けられなかったら後悔する。
・物が捨てられない→まだ使えるんじゃないかと思ってしまう。また、自分や家族の物と別れることができない。
・物の配置のこだわり→ミリ単位で置き場所を調整する。
このこだわり行動に時間がかかるようになりました。出かけるまでに時間がかかったり、寝るまでに時間がかかったりします。夜遅くても、このこだわり行動をしている最中は眠たくないらしいです。昨晩は、ベッドに入るまで確認作業やそのやり直し、物の位置の調整をあちこちしていたので、40分ほどかかりました。
とにかく、否定せずに我慢しました。このもろもろの作業をしないと安心できないので、すごくイライラしましたが(イライラが出ちゃった場面もありました)、できるだけ本人のいいようにさせました。今までの娘とは真逆です。いつも片づけは誰よりも早かったし、脱いだものはぐちゃっと床においてあるし、カバンだってそう。ただ、これが片づけられたのかというとそうではなく、出しっぱなしは出しっぱなしなんですが、綺麗に出しっぱなし。ちょっと笑っちゃうんですが、積み上げられていた本が横一列等間隔にテーブルに並んでいたり、脱いだ服が綺麗に床に置かれていたり、そんな感じです。そこに労力を使うなら、本棚にしまってよ!洗濯機にいれてよ!と思うのですが、そういうのではないみたいです。不思議ですね。
あと、意思表示が難しくなりました。自分で決められない。2日目の学校は、参加する授業数を減らしたのですが、どの授業に出るか一緒に話し合って決めることができていました。でも、3日目の授業は「どうしていいかわからない」となっていました。とにかく、色んな場面で「わからない」という言葉が増えました。表情もワントーン落ちた感じで、かげっていることが増えました。ノイズキャンセラも、今まではお守りで持ち歩くだけだったのが、使うようになりました。なので、3日目の登校(6月5日)はやめることにしました。学校を行かないと決めてからは、穏やかな表情が増え、不安に伴う行動も限局的になったり、やっぱり明らかに変化がみてとれました。本人からも、「昨日より不安な気持ちがましだった。これが学校に行かないからなのかはわからないけど、学校に行かないって決めたことしか変化はないから、やっぱりそうなのかなって思う。」と。胸の重たい感じや息苦しさはなくなりましたが、ドキドキすることはまだあるようで、私が急かして確認作業にさく時間が足りなかった時に症状が出ています。
こういう子じゃなくても、コロナで学校生活が難しくなっている子が増えているので、もうじゃんじゃん休んでしまおうと思っています。幸いなことに、コロナの関係で、学校への欠席連絡がメールでできるようになっているので(1学期の間だけですが)、それがすごく私の豆腐メンタルに負担が少なくて済んでいます。メールというか、選択肢をポチっとして送信ボタンを押すだけという、メールより楽ちんな形式になっています。普段からこの制度があると、不登校の子をもつ親がどれだけ救われるか!!ちなみに、ちょっとだけコメントも入力できるようになっているので、伝えたいことがあるときはそれを使っています。不登校を支える親のメンタルって、想像以上にやられるもんなんだなと当事者になって気づきました。娘が不安定になればなるほど、私は不眠になっていってます。軽い眠剤を処方してもらっているので、自分のコントロールは今のところ大丈夫です。