1年前の記事はこちら→不登校から2年たちました
3年経過しての大きな変化は、母子分離不安が昼間に関してはほぼほぼ治った、ということです。夜は暗いと不安がかきたてられるのは変わらずで、19時くらいでもベランダに出るのはできません。けど、そんなの可愛いもので、一人で電車に乗って出かけることもできていますし、何よりも留守番ができるのが助かっています。私も少しだけ外で働くことができるようになっています。本当に分離不安は解消するのかと不安でしたが、我が家は3年がかりでここまで来ました。夜が怖いのはもうしょうがないと割り切っているので、私の中では分離不安卒業!です。強迫行動もとても小さくなっています。本人も強迫行動が面倒くさいという思いを持てているので、それなりにその行動に付き合いながらも、悪化しないよう気を付けて生活していくんだと思います。今も残っている行動としては、落とし物や忘れ物をしていないか確認する作業です。知らない人から見れば、”忘れ物がないかとてもしっかり確認してえらいねぇ”っていう感じにも見えなくもないです。本人も、この行動が悪化しないように対策はとれていて、一人で出かけてるときは、「(忘れ物がないか)見ない♪見ない♪見ーーーない♪」って何かのフレーズに乗せて歌っているらしい。いや、ほんとそれ素晴らしい。3月で卒業してしまった心理士さんにも、ここまで来ましたって報告したい。(見てないかなー?)
そういえば、1年前は習い事にも行けなくなったりしていて(ブログを読み返して気づいた)、ピアノのコンクール直前レッスンもドタキャンとか、数学塾も「今日のメンタルはちょっと無理そうで・・・」とか、ありました。ピアノのレッスンに行けない理由
英語塾は1回だけお休みしたことがありますが、その時の理由は、「今日はもう人と会いたくない」でした。(日中、私の都合で不動産屋や工事関係の人と対面でのやりとりがあり、ちょっと嫌な空気が流れてたんです。)人と会うのが疲れる、と本人が認識できるようになったのは、おそらくお仲間のおかげなんじゃなかろうかと思っています。同じ学年の子で、「人間関係が面倒くさくなった」としばらく連絡を絶った子がおり、その子とやりとりを娘がしていたこともあり、そういうしんどさが世の中にはあるのかーと学んだのだと思います。その子は、しばらく心の休養をとって、今は娘と連絡がとれるようになっています。お仲間が友達にいると、自己理解を深めるきっかけに出会えるのがいいなと思います。とはいえ、傷が増えることもあります(自分のことのように怒ったり悲しんだりするので)。
分離不安に関しては、色々言いたくなることはありましたが、極力我慢をして、見守る姿勢に徹していました。追い打ちをかけることをしなかった、というだけのことで、何がプラスに働いたのかは正直よくわかりません。ただ、他人から認められる経験(それいいね!って言われるだけでもOK)を意識して外に出ていたのはプラスに働いたように思います。
おまけ
買ったけど、さらっとしか読んでない本。親のエゴで無駄に叱らなくなった私には、もしかしたら必要ないかも?なんて。