不登校の中学受験について

「偏差値の高い学校に行けば、同じような子供が集まるよ」というアドバイスをよくいただきました。実際そうなんだと思います。そして、我が家も中学受験を視野にいれています。小2から中学受験をすると本人が言っていたこともあり。なので、飛び級で色々とやってはいるものの、中学受験の範囲も勉強しなければいけない状況です。つまり、ちょっとボリュームが多い。

もうバレてると思うので隠しませんが、我が家は都内在住です。HSCの関係で、電車をたくさん乗り継いだり、混雑する時間帯の登校とかができません。よって、まずまず近場で学校選びをします。ちなみに、女子御三家は通学可能範囲です。娘はどれも行く気はなさそうです。小学校が伝統校だったので、そういう雰囲気のところは避けているんだと思います。また自由を奪われると。こういう固定概念がついてしまうと、崩すのも大変なのでとりあえず放置しています。

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今回は、中学受験に向けた我が家の取り組み方をご紹介してみようと思います。これもひと悶着ありました。

英語塾で塾長にも言われたので、小4の2月あたりから通塾を検討しました。つまり小5からの通塾ということですね。塾の条件としては、

  • 小規模(10人以下)
  • 校舎が綺麗(建物の雰囲気は娘にとって大事なようです)
  • 先生が優しい(声をあらげたりしない)

くらいでした。まず、日能研を見に行って、人数の多さで却下。四谷大塚を見に行って、娘が校舎を気に入らず却下。と、どんどん娘は有名塾を却下していきました。え?行くとこないけど?と思い、「どうしたいの?」と聞くと、「マンツーマンがいい」と。無理や!そんなお金はもうない!!と説得し、再度塾探し。そもそも10人以下だったらいいよって言うたのはどないなってん、って思いながらそれは飲み込んで、ひたすら資料請求したり見に行ったり。なんてしてたら、浜学園の公開学力テストで算数の順位がよかったもので、最高レベル特訓算数(通称最レ)を受講することにしました。確か、600位か700位以内に入ったら受講資格が得られます。一度資格を得れば、その学年の間は資格維持ができたような気がします。違ったらごめんなさい!で、塾らしきものはそれがスタートとなりました。しばらくはその算数だけだったんですが、もう他の教科も浜で統一してしまおうということになり、体験授業をうけにいきました。体験授業の日は理科と算数の日。算数は退屈するだろうなと思っていたので、理科がメインだからね!と言って送り出しました。ちなみに、最レは1年以上先の授業を展開しています。また男の子が圧倒的に多いです。サピックスのαクラスの子が来ていたり、外の塾生が多いです。最レだけは単科で受講可能なんです。関東より関西の方が算数は難しいんです。灘がありますからね。なので、SAPIXの子が浜の算数だけ受けに来るわけです。ちなみに、小6の最レは灘や筑駒を狙う男子しか受講する必要はないくらい、難易度が高いそうです。基本、女子に必要ないと言われています。算数女子は、小5の1年だけでいいかと思います。

最初の授業は算数でした。途中に休憩をはさんで理科をやります。その休憩の時間に顔を見に行ったら、もう絶望感いっぱいの表情で「ママ、無理だわ。帰りたい。」と。あまりにもつまらなくて、苦痛すぎたみたいでした。「算数はいいから、最レだけでいいと思うから、理科だけは見ておこう!帰りにラーメン屋さん寄ろうね!」とはげまして、ラーメンでつって理科に参加させました。幸い、理科はヒットしたみたいでOK。そのまま浜に入塾することにしました。セット料金なので、4教科+最レの料金になりますが、普通の算数のコースは参加しないことにしました。そういうのもありだそうです。お金は支払うので、どぶに捨ててる感じですが。教材は購入しないようにして、その分は引いてもらいました。そして1か月が経過。娘に変化が訪れます。理科の板書のノートがなぐり書きで壊滅的。社会も。「つまらない。知ってることが多いし、興味がないことが多い。でも、板書しなきゃと思うから、抵抗する腕を無理やり動かして、こんな字になった。」この時期は不登校から数か月後のパワーがだいぶ蓄積された時期ではありましたが、まだまだアンテナはたくさん立っていて、刺激に対する反応は過敏すぎる状態でした。しかし、中学受験の勉強を家でやれるほど私に余力と能力はなく、専門家のアドバイスが全く聞けなくなるのも不安でした。そこで、すべての教科をwebに切り替えることにしました。浜学園には、もともとwebコースがあり、料金も良心的なんです(1教科5000円ちょい)。使用教材は通塾生と同じものです。ただ、浜学園は関西系の塾なので、国語と社会が弱いので注意が必要です。webに切り替えてからは、部分的に早送りしたり、興味がないところは聞いてなかったりしますが、親が一緒に見て話題をふったり、興味をもたせるようなアクションを起こすことで、一応取り組むことはできています。通塾の必要もないので、そういう点でもHSCの子には楽です。決まった曜日に見る必要もないので、ホームスクーラー向きだと思います。

というわけで、1か月だけ塾に通うという経験をし、塾長からはびっくりされましたが、今はすべてweb授業となっています。そのままコロナに突入したので、どっちみに変わらないですけどね。こういう形の中学受験もあるということで。ちなみに、私のまわりにはHSCがあるがゆえに、高偏差値の学校にも通わない、という選択肢をされている方がちらほらいらっしゃいます。優しいお子さんで、目がキラキラしたお子さんばかりです。偏差値70越えのホームスクーラー、実はごろごろいるのかもしれません。(うちは違います、理科の偏差値30ですから。それでも生物検定2級(高校レベル)を持っています。)

  

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